【間違いだらけの英語学習法】
英語を習うならネイティブ先生が一番！
と思っている人も多いのですが、
タイミングを間違えてしまうと
英語が苦手になってしまうので要注意です。
なぜ要注意？
以前、個別に英語を教えていたアメリカ人の
友達にこのような相談を受けたことがあります。
「知り合いの子どもに英語を教えてほしいと
頼まれて毎回自宅に伺って
プライベートレッスンをしているけれど、
子どもが全然心を開いてくれない」
「親は満足しているけれども
実際子どもは楽しめていない・・」
そうなんです。
親は良かれと思ってネイティブ
レッスンを選択しても、
子どもが内気な性格だったり、
英語に対しての免疫がなかったりすると、
レッスンに対して
抵抗するようになってしまいます。
逆に、人懐っこくて誰とでも仲良くできる
タイプのお子さんは、
最初からネイティブの先生とも楽しめるでしょう。
でもどのタイミングでフォニックスや
ライティング、文法を導入したらいいか
計画的に進められるネイティブ先生は少なく、
一人ひとりの成果記録をしながら
すすめることがほとんどないので、
毎回お遊びで終わってしまう場合もあります。
ネイティブ先生のメリット・デメリットは？
では、ネイティブ先生のレッスンは
全く必要ないかというと、
そのようなことはありません。
ネイティブ先生から習うメリットは
大きく分けて次の二つ。
１ 文化に触れられる
日本人以外の先生に触れ合う
機会があるだけで、
違った習慣や文化を感じられます。
以前、女性のネイティブ先生が
床に座って絵本を読んでくれる際、
当たり前のようにあぐらをかいて
座りましたが、
日本の子どもたちには新鮮に
感じたようです。
また、話すときに身振り手振り
ジェスチャーする様子を珍しそうに
見ている子もいました。
言動すべてがとても新鮮で色んな発見があり、
それがきっかけで話が
広がり文化交流のきっかけになることもあります。
２ 自然な英語や発音が聞ける
現在、ネイティブ音源は簡単に聞ける環境ですが、
実際に直接ネイティブに話しかけられたときの
感覚は特別なものがあります。
ナチュラルスピードで話されると、
違った音に聞こえたり、
自分が思っていた単語が
聞き取りにくいと
感じることもあるでしょう。
悔しい思いやもどかしい思いが
モチベーションにつながることもあります。
また、教科書で習った英語の
挨拶だけではなく、
ちょっとかっこいい言い回しや
あいづちなどにも
自然に触れることが
できるので
とても貴重な時間になります。
次にデメリット２つ
１ 計画的にレッスンができない
ネイティブの先生はその場限りの
レッスンがとても多いです。
1回完結型のようなイメージです。
日本人の先生とペアレッスンの場合は
問題ありませんが、個人で英語を
教え居ているネイティブの先生は
プラン立てがとにかく苦手です。
プラン立てが苦手ということは、
生徒たちがどのくらい上達したか記録したり
次のステップアップレッスンを考えることも
不得意ということになります。
国民性もあるかもしれませんが、
決められたレッスン時間以外に準備をしたり
テキストのリサーチをしたりすることは
ほとんどありません。
２ 慣れるのに時間がかかる
日本人の子どもの特徴を
しっかり把握している
ネイティブ先生はとても少なく感じます。
例えばグループレッスンなどで、
本当は発言したいけれど
恥ずかしくて手を上げられない
生徒がいる場合、
たいていの日本人先生なら
気づくのですが、
ネイティブ先生は気づかない
ことがあります。
日本のような「顔色をうかがう」
という文化ではないので、
子どもの気持ちに寄り添った
レッスンができるまでに
時間がかかることがあります。
ではどのタイミングがいいのでしょう？
乳幼児から低学年なら
□子どもがネイティブの先生に慣れている
□まだ読みや書きのレベルではない
□楽しむことだけが目的
□単発のイベント参加
中学年・高学年なら
□自分からコミュニケーションがとれる
□面接練習などの模擬レッスンがしたい
□間違いが怖くない（直されても落ち込まない）
□Yes No以外の答え方ができる
□単発のイベント
□ネイティブ＆日本人のペアレッスン希望
中学生以上
□自分のことを英語で伝えられる
□発音強化などの部分レッスンがしたい
□積極的に相手に質問ができる
□英語コミュニケーションに自信がある
いかがでしょうか。
あくまでも目安となりますが、
ネイティブ先生のレッスンを取り入れよう
と思ったときのタイミングには
気をつけて英語学習を楽しんでいきましょう！
