あべりあ子供英会話
小学校低学年の時に、自宅でお教室をやっている先生から少しだけ
ピアノを習ったことがありました。
子供の足では片道40分くらいかかったと思いますが、毎回楽しみで、
たくさんのお稽古事をしたなかでも、一番心に残った先生でした。
とても家庭的で、いつも綺麗にお部屋が整えられていて、お料理や
お菓子作りが得意な先生でした。
レッスンに行ったらまず先に先生との交換日記を提出するんです。
その交換日記には、学校の事やお家でのこと、友達の事など何でも
好きなことを書いていいもので、ほとんどピアノに関係ないことでした。
そしてレッスンが終わると、毎回手作りおやつを出してくれて、
その間先生は、日記のお返事を書いてくれるんです。
そして、その日記を書くときの鉛筆は必ずカッターで丁寧に
削ってから書くんです。
もちろん当時は自動鉛筆削りもあったので、カッターで削るほうが
珍しいくらいでしたが、子供心に、そういう先生の姿がとても
素敵に映っていました。
先生のお宅には男の子が二人だったので、とても可愛がって頂いたと
思います。 レッスン以外にもお家に
呼んでくださったり、ブルーベリーの時期になると、ジャム作りを
見せてくれたり、 イベントのクリスマス会前日には、ケーキ作りまで
お手伝いさせてもらったんです。
ピアノを習った時期は本当に短かったのですが、ピアノの基礎的な事
以上にたくさんのことを教えて下さったので、今でも一番心に残っている
先生です。
私も、生徒達と心を通わせられるような関係でいたいと思っています。
そしてお教室を卒業してからも、「あんな先生がいたな・・」
「英語、楽しかったな・・」って思い出してもらえたら素敵だな・・
と思う今日この頃です。