自分は英語ができる!を体験・体感させよう
日本では、自分の英語スキルに関して
とても謙虚に受け止める子どもが多く感じます。
少し言い方を変えると「英語には自信がない」
と思っていることがとても多いのです。
同じアジアの学生でも、声が小さく
自信がなさそうに英語を話しているのが
日本人だと言う外国の方もいました。
では、どうやって「英語ができる!」
を体験・体感したらいいでしょう。
【お家英語の場合】
お家英語をメインとしているご家庭は、
親がしっかり褒めてあげることです。例えば
英語絵本を音源と同じように発音して読めるようになった時、
英語の歌を楽しんで歌っている時、
英語かるたでたくさん単語を覚えたときなど、
具体的に褒めてあげることです。
【英会話教室の場合】
私のお教室では以前定期的に
「場面英語=ごっこ遊び」の時間をとっていました。
お教室を機内と想定してCA役の私が
座席シート確認・案内し、飲み物をお伺いして
一人ひとりと英語コミュニケーションをするのです。
実際に英語で飲み物をお願いできたら
本物のドリンクを用意したこともありました。
また、別の日にはマクドナルドを想定し
オーダー練習や海外の雑貨屋さんという想定で
実際の文房具などをおもちゃのお金で
購入してもらうこともありました。
子どもたちはこれまで習った英語を
実際にどうやって使ったら
どんなやり取りになるのか、
さまざまなことをイメージしながら
「できた!」を実感することができます。
英語を自分から話さないと欲しいものが買えないし
飲み物がもらえない、と思うと子どもたちは必至です。
内気な子や極端に緊張する生徒が多い時には
2人ペアやグループにすることもありましたが、
基本的には全員話さないとNGというルールにしました。
【プライベートレッスンの場合】
個別指導の際は、1対1なので大きなセッティングをしませんが、
店員やお客さんといった役を決めて
繰り返し英語コミュニケーションをします。
また、生徒さんによっては実際に
外国人観光客の集まる場所に行って、
自分から話しかけるという
課題を出したこともあります。
英語は直接使ってみないとわからないことが
たくさんあるので、失敗と喜びを何度も
経験しないと英語上達できないのです。
本当に自分の英語が伝わるのか
伝わらないときにはどうしたらいいのか、
その経験から「できた!」につながった時
さらに自信につながるのです。
【暗唱大会に参加する】
子どもの性格によっては、
英語の暗唱大会に申し込みするのも
とてもおすすめです。
みんなの前で堂々と英語を話す
という経験はとても大きな経験になります。
結果がどうであれ、暗唱大会に参加できるまで
レベルをあげてきた生徒さんとしてみられるので、
みんなから「すごいね!」と
言われるようになり、それが
モチベーションになります。
実際に、暗唱大会を機に自信がついたという
私の生徒さんたちの様子を見てきましたので、
その変化は想像以上だということがわかります。
【英検に申し込む】
年齢やタイミングをみて
英検にチャレンジしてみましょう。
英語の成果は英検などのスコアだけでは
わからない部分もありますが、
それでも英語スキルの成果がある程度わかりますし
次のステップにすすむ目安にもなります。