あべりあ子供英会話
みなさん、お稽古事の魅力って何だと思いますか?
ピアノでも水泳でも英語でもバイオリンでも 全てに共通する事、
何だと思いますか?
私自身も小さい頃は、気がつかなかったけど、自分がお教室を持ち
教える立場に立って、また娘をバイオリンのお稽古に通わせるように
なって あらためて大切な事に気がつきました。
それは忍耐力だったり、継続力だったり、礼儀だったり
技術的向上よりもっと大切な内面的なことだということです。
当たり前ですが、どんなお稽古事も、一日二日で習得できるものではありません。
むしろ何年たっても成果が分かりにくいものもあります。
だからこそ、続ける習慣をみにつける事が大切で、それが簡単なようで
難しいことだと思うんです。
技術的なことは、個人差があるので同じにお稽古始めても
すぐに成果が見える場合と見えない場合があるはずです。
ただ少しの心がけや行動で内面的部分が大きく違ってくるということです。
わたくし事ですが、娘のバイオリンを例にお話したいと思います。
娘がバイオリンを始めて約3年になりますが、まだ弾けない時期
から毎日触れています。(ある時はお辞儀だけの練習で)
熱を出して動けない時以外は、実家に帰る時もアメリカに行くときも
家族でちょっとした旅行へ行くときも、必ず持参し少しでも
弾くようにしています。
そしてそれがあたりまえのように習慣にしています。
私は、バイオリンのことは分からないし、音符も読めないし
娘に聞かれても教えてあげられませんが、唯一厳しく指摘することは、
きちんとお辞儀をしてから終わることやお姿勢、そして
毎日ふれることなんです。
バイオリニストに育てようと思っているわけでもありませんし、
プロになって欲しいわけでもないのですが、この
バイオリンを通して、継続することの大切さや、きちんとご挨拶ができること等を
身につけ、そして共に楽しんで音楽に親しみたいと思っています。
今日たくさん練習したから、1週間やら無くてもいい・・では
内面的部分が身につかないと思うからです。
バイオリンを1年習ったとしても、365日ほぼ練習したのと、
週に1回50回前後練習したのでは、同じ1年でも全く違ったもの
になるはずです。
その点、親が子供に出来ることは
興味をもって始めたものを楽しく続けられるよう
方向付けてあげること、励ましてあげること
そして自分自身共感し楽しむことではないでしょうか。
子供にすぐ結果を求めたり、口うるさくなったりでは
せっかくの向上心がダメになってしまいます。
自分に自信の持てない子になってしまいます。
子供の吸収する力、学ぶ力は素晴らしいものがあります。
どの子も感受性が豊かで、伸びる力をもっています。
お稽古事に通っている目的はさまざまですが、
技術習得以上に大切な事があることを
私自身つねに意識しておきたいと思います。