英語教育 間違いだらけの英語学習法2

1にリスニング、2に音読、3に暗唱

投稿日:2022-01-04 更新日:

 

英語絵本音読メソッドは、音源付きの英語絵本さえ準備すれば、

誰でもお家でできる簡単メソッドです。

年齢や英語歴によって暗唱を目標に入れるかどうか、

フォニックスの導入をどの程度取り入れるか調整はありますが、

基本的には難しいことはなく親が英語を話せなくても大丈夫です。

 

【誰でも簡単にできる】

お家で簡単にできる具体的な方法をご紹介しましょう。

まず用意するのは朗読教材などがついた絵本です。

1冊だけというよりは、6冊から10冊くらいまとめて

シリーズになったものですと色々なストーリーや

音が楽しめるのでお勧めです。

単品で1冊ずつ購入するのは意外と手間がかかるのと、

ストーリー性が高く1ページあたりの文章が多いので

初心者向けではありません。

最初は1冊のページ数が少なく、全部で8ページくらいの

構成のものがおすすめです。

小さいお子さんにとって文章が少なくて薄い本が適しています。

英語を聞くことになれてきたら、

単品でお気に入りの英語絵本を増やしていきましょう。

絵本の準備ができたら、さっそくその日から

音源をかけ流ししましょう。

1日2時間以上が理想ですが、あまりストレスに

ならないようにできるだけ

習慣化させるようできたらいいかもしれません。

例えば、朝食の時にいつも音源が流れている、

車移動の時にはいつも絵本朗読が流れている、

など決めてしまうのも一つの手です。

私の生徒さんのお母さまは朝起きたら

英語の音源をかけることを10年以上続けてくださっています。

炊飯器にスイッチを入れるのと同じ感覚で

起きたらCDの再生ボタンをかけるというのが

ルーティーンになっているようです。

ちなみにこちらのお宅の生徒さんは、

リスニングがもちろん得意で英語の成績もトップクラスです。

 

大切なことは、親がぶれないこと。

「子どもに高い英語力を育てたい」と

思ったら自分の気分や子どもの言動に

一喜一憂することなく確信を持って続けることです。

1日2時間程度かけ流しすることを決め1日1回、

子どもと一緒に音源に合わせて絵本をめくりましょう。

(できない日があっても大丈夫、まずは決意することが重要)

英語の絵本を日本語に訳す必要はありませんが、

5歳前後のお子さんが初めて

英語絵本を始めた場合はある程度意味を

教えてあげる必要があります。

その時は細かく単語一つ一つ説明するのではなく、

全体の意味を教えてあげましょう。

また、親が先生役になってあれこれ

質問するようなことがないように

気をつける必要があります。

親としては、意味が理解できているか

確認したくなる気持ちもわかります。

つい発音してみてほしいと思うこともあるでしょう。

でもそこはぐっと我慢をして、

純粋に絵本の世界を楽しみたいと

思っている子どもの気持ちを大切にしてあげましょう。

 

こうして毎日2時間(または1時間)

英語のかけ流しをしていると、

ある日突然単語を発音し始めたり、

強調される語尾だけを真似て言うようになります。

それが時間とともに朗読のイントネーションやアクセント

そっくりに聞こえることも多くなります。

子どもは耳がよく正確に音を聴きとれるので、

真似るのが得意なのです。

 

あかちゃんが言葉を発するまでに

約2000時間から3000時間「聞く」ことが

必要だと言われています。

英語絵本朗読も2000時間以上を目標に

まずはスタートしてみましょう。

―音読のメリット―

聞くことが習慣になってきたら、次は音読です。

 

以前、齋藤孝さんの「声に出す日本語」

という本が国民的ベストセラーになりました。

暗誦することは言語感覚を養い、

心と身体を鍛える訓練法の一つだったのです。

聞いた言葉を自分で繰り返すこと、

アウトプットすることで

よりその言葉が定着し記憶されていきます。

余談になりますが、

平安時代末期から江戸時代にかけて、

日本の教育は「音読」を基本的な

学習方法としていたそうです。

寺子屋で使われていた教材を

すべて先生がまず音読し、それを子どもたちが

声に出して復唱していくというやり方です。

それによって、文の区切りやイントネーション、

文章の大まかな意味など音読することで学んでいったのです。

 

英語の音読も正しいネイティブの

朗読音源を繰り返し真似ることで

ナチュラルな英語を覚えていきます。

英語絵本を楽しむのに「音読すること」強制するのは

逆効果ですが、子どもは真似をするのが得意なので

言われなくても一緒に朗読するようになる時期が必ずあります。

その時は、多少違う発音だったとしても、

音源と似たような音で読めたときには

おおいに褒めてあげましょう。

 

―暗唱の効果―

繰り返し音読し、暗誦できるまでになったものは

そう簡単に忘れません。

私の生徒さんでも

「○○の絵本にたんぽぽが出てきたからダンディライオン覚えたよ」

「透明という単語はモンスターの絵本に出てきたね」など、

学校で習う前に難しい単語やフレーズを暗記していることがあります。

また、暗唱することで英語独特の

イントネーションやアクセントも記憶され

単語単位ではなく発話することができるようになります。

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