9歳までに英語をすすめる理由
【「つ」のつくうちに英語教育】
いつまでに英語を始めたらいいか、
専門家からは色々な意見があります。
私自身は、自分の子どもを0歳から英語子育てを
してきたので早めに英語環境を整えることに大賛成ですが、
少なくとも年齢を一つ、二つ、三つと数えるときの
「つ」のつくまでに、つまり9歳までにスタートするのが
いいとお伝えしています。
それは、9歳過ぎると英語力がつかないということではなく、
英会話力は年齢が低い程苦労なく身につけることができ、
そこで培った「会話力」や「英語の楽しさ」を
「自ら英語を学ぶ力」へつなげていける
子どもたちが多かったという、
私の実体験からも感じることです。
【言語の臨界期とは?】
言語を円滑に、そして母語覚えるのと同じように
習得できる時期を「言語の臨界期」と呼ばれています。
9歳ごろに言語学習能力がピークになり、
この時期を過ぎると同じ環境に
さらされて同じ学習をしても
減衰してしまうと言われています。
この時期を過ぎると子どもたちは
抽象的な物事を理解する力が徐々についてきて
自分の主張を表現できるようになってきます。
英語をこの時期に初めて習う時は、
同時に文法学習も取り入れきちんと解説する必要があります。
逆に言うと9歳ごろまでは、
日本語による細かい説明は不要で
楽しくインプットすることをメインに
学べるというわけです。
【高学年は忙しい?】
英語を始める時期について、
中学へ上がる直前と決めている人も多くいます。
実際私のお教室でも小学5、6年生から入会し
中学準備コースとしてスタートする
生徒さんたちもたくさんいました。
この時期から英語を初めて習った生徒さんたちの
様子を振り返ると、本当にスケジュールがタイトで
思った以上に忙しいと感じたことです。
4年生から6年生にかけてクラブ活動や生徒会の活動が増え、
他の習い事も同時に始めている子が多かったので
思った以上に時間が限られていること。
幼児や低学年から始めた生徒さんたちは、
たくさん絵本の導入をして
英語遊びやゲームを取り入れながら
「英語は楽しい!」と感じてもらいつつ
文法や英検対策を取り入れるのですが、
高学年からの生徒さんたちは
そのような時間も余裕もないので、
中学準備の文法や英検対策のみが
メインになることが多かったです。
中学準備対策のレッスンには最適な時期ですが
一歩間違えると「英語=勉強」というカラーが
強くなりすぎて、英語コミュニケーションの
楽しさを味わうことがないまま
中学での英語を学ぶことに
なってしまいます。
まとめ
9歳までには英語を始めよう。
理由は
・英語コミュニケーションの楽しさを感じるため。
・言語学習を学ぶのに最適な時期を逃さないため。
・「英語=勉強」のイメージがつかないようにするため。