日本の英語教育は、文法や構文をしっかりと積み上げていくスタイルが主流です。
そのおかげで基礎力がしっかり身につく一方で、
英語に触れるときについつい「頭の中で一つひとつ日本語に直してしまう(直訳する)」
癖がついている方がとても多いなと感じます。
会話のときも、知っている単語をパズルのように並べるだけになってしまい、なんとなく不自然な空気になってしまう……なんて経験はありませんか?
先日たまたま流れてきた旅のユーチューバーが「Car nice!」(たぶん車かっこいいですね!といいたい)
とか「Food good」など一生懸命片言で伝えていました。一生懸命コミュニケーションをとっているし、言いたいことはわかるんだけど、、もうひと踏ん張りがんばって!という気持ちで観てしまいました。
また、日本の外食店でトッピングの「なめこ」を「licked mushroom」と訳されていたそうですが、
こちらは「舐める」を直訳して「なめられたなめこ?」のような意味になっていたようです笑
海外の方が見たらホラーでしかありません。
今回は、学校のテストから一歩抜け出して、より自然で伝わる英語を話すための「直訳と意訳のバランス」についてお話しします!
1. なぜ私たちは「直訳」に頼ってしまうのか?
日本の英語の授業では、正確な文法理解や構文の把握を証明するために、どうしても「直訳」が求められがちです。
もちろん、仕組みを理解する第一歩としては直訳も大切です。しかし、言語の文化や背景が違う以上、日本語と英語が1対1で綺麗に直訳できるケースはむしろ稀です。
直訳をそのまま口から出してしまうと、
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「なんだかロボットみたいな硬い表現になる」
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「相手に妙な誤解を与えてしまう」
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「そもそも英語として通じない(訳せない)」
といった現象が起きてしまいます。
2. よくある「直訳ミス」の具体例
具体的に、どんな表現が直訳の罠にハマりやすいのか見ていきましょう。
① 「お腹が空いた」を直訳すると?
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直訳(やりがちなミス):
I am hungry stomach.やMy stomach is empty.など、日本語の「お腹」をそのまま引っ張ってきてしまう。 -
正しい意訳:
I'm starving.(お腹がペコペコです/死にそうです)や、シンプルにI'm hungry.。

② 「よろしくお願いします」の呪縛
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直訳(やりがちなミス): 自己紹介の最後などに、頭の中で「よろしくお願いします」の英語を探してフリーズしてしまう。英語には直訳の「よろしくお願いします」がありません。
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正しい意訳: 場面に合わせて、
Nice to meet you.(はじめまして)、Looking forward to working with you.(一緒にお仕事できるのを楽しみにしています)など、「そのとき自分が相手に伝えたい気持ち(ワクワクしている、感謝しているなど)」を言葉にします。

③ 「どういたしまして」のバリエーション
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直訳(やりがちなミス): 学校で一番最初に習う
You're welcome.だけを頑なに使い続けてしまう。 -
正しい意訳: 親しい間柄なら
No problem!やAnytime!、Sure!など、もっとフランクで温かみのある意訳表現(その場のノリに合わせた表現)を使うと一気に自然な会話になります。
3. 「訳せない表現」に出会ったときの対処法
英語には、日本語にぴったり当てはまる言葉がない「文化固有の表現」がたくさんあります。例えば、映画やドラマでよく耳にする Break a leg!(直訳:足を折れ! ⇒ 意味:頑張って!/舞台の成功を祈るよ)などがその代表ですね。
こうした表現に出会ったとき、辞書を引いて「どういう意味だろう?」と直訳で頭を悩ませるのではなく、「この状況のとき、ネイティブはこの感情をどういう言葉で表すのだろう?」という視点を持つことが大切です。
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単語のパズルを卒業するコツ:
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単語単位ではなく、「かたまり(フレーズ)」や「シチュエーション」ごと覚える。
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「日本語の文字」ではなく、「そのときの情景や感情」をイメージする。
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まとめ
直訳は、英語の仕組みを理解するための「補助輪」のようなものです。いつまでも補助輪をつけたままでは、自由に走り回ることはできませんよね。
文法を一通り学んだ今のあなたなら、きっと次のステップに進めるはずです。次に英語を話すとき、書くときは、「日本語をそのまま英語に当てはめていないかな?」と一度立ち止まって、「この気持ちを伝えるにはどんな言葉が一番ぴったりかな?」(=意訳の視点)を意識してみてくださいね!
