リスニングスコアを伸ばしたい人や
英語コミュニケーションが
苦手な人におすすめなのが
発音改善
です。
リスニングが苦手だからといって
CDをひたすら聞いても、
改善ポイントがわからないと
いくら聞いても難しく感じてしまいます。
英語コミュニケーションが得意に
なりたいと思って、
自分の伝えたいことをいくら暗記しても
相手が何を言っているか、
何を質問しているのかわからないと、
スピーチ練習になってしまいます。
なぜ発音が大事?
なぜ発音が大事かというと
発音できない音は聞き取れないからです。
私たちが思っている
「英語の音(カタカナ音)」は
ネイティブが話している英語の音と
だいぶ違っていることが多く、
特に単語だけの音から
フレーズにしたときの音が
全く違ったものになることが多いのです。
また、私たちの脳は
知らない音を聴いたときに
自分の知っている音に置き換えてしまう
性質があるそうです。
例えば、童謡
「赤い靴」という曲を
聞いたことがありますか?
初めて聞いた人や子どもたちが
「異人さんに連れられて~♪」
という歌詞を聞いたときに、
「いい爺さんに連れられて♪」
と聞こえてしまうことがあります。
英語も同じようなことが起こってしまいます。
例えば
「I want to~」~がほしい
を習ったときに
「アイ、ウォン トゥ~」としか
発音を知らないと、
全く違った音に聞こえることが多いのです。
ネイティブが言う時には
「I」がほとんど省略されて
「want to 」を「わぁな」と
発音される場合もあります。
普段そういう発音で練習していなかったり、
知らなかったりすると、
「want to」の部分が
「罠」に聞こえてしまい
全く違ったものをイメ―ジしてしまう
可能性も高いのです。
これが英語が聞き取れない最大の原因です。
では、どうやって改善したらいいでしょう。
単語やフレーズを覚える時には、
正しい発音をしながら
その情景が浮かぶような
練習をすることです。
例えば、英語には
いくつかの「あ」の音があります。
日本語の「あ」に近い音、
「あ」と「え」の間に近い音、
「お」に少し近い音など
さまざまです。
これを全部、自分の知っている
日本語に近い「あ」で覚えてしまうと
文章が長くなった時に
どの単語を言っているのかわからず、
結局リスニングができないと
感じてしまうのです。
例えば、
「BAT」の英単語を習った時に、
目で意味だけ確認するのと、
実際に発音して音とイラストで
イメージするのとでは違います。
日本語の音「ばっと」で暗記をすると、
「but=しかし」なのか
「bad=悪い」なのか
「bat=こうもり」なのか、
迷ってしまいます。
本来全部発音が違うので
ネイティブにとっては当たり前に
分かるのですが、
私たち日本人が覚える時には、
しっかり音を学んで、
発音できないと、
やはりリスニング力もアップしないのです。
英語の音を学ぶこと、
正しい発音ができること、
は
リスニング力や
英語コミュニケーション力にも
つながるのです。
まとめ
リスニング力を上げるための
コツをお伝えしました。
学生時代の英語クラスでは、
発音矯正や
フォニックスといった
音の勉強はしませんが、
本当はとても基本的で大事なこと。
それでも
小さいお子さんは自然と音が
聞き取れてマネできる時期がありますが、
大人のやり直し英語の際は
重要ポイントになりますよ。