英語教育

英語教育にまつわるウソ・ホント

投稿日:2021-01-08 更新日:

英語教育はできるだけ幼いうちから始めたほうがいい?

 

これは小さなお子さんを持つお父さんお母さんが一度は

耳にしたことがあると思いますが、

こちらに関して、脳科学者の茂木健一郎さんは

「脳科学的にもできるだけはやいほうがいい」

と断言されています。

 

生まれた瞬間の赤ちゃんの脳細胞は約140億個あると言われていて、

その脳細胞は言葉を耳で聞いたり発話したりすることで活発化

されるそうです。

でも使われないと年間に1億個づつ減っていくので、

言語能力発達のためにもできるだけ早く英語を

始めたほうがいいという結論になります。

また、日本語の音と英語の音の数を比べると

かなりの違いがあります。

日本語が「108語」に対して

英語は「1808語」もあるので、

日本語だけの音をインプットして育つと

英語独特の発音を聞き取る回路が発達しないのです。

 

 

 

早期英語教育は日本人としてのアイデンティティを失う?

こちらもよく英語教育で議論される一つですが、

全く問題がありません。

 

逆に英語を話す、外国を知っていることで、

日本語の良さや日本という文化・歴史の奥深さについて

興味や関心を持てるといいう面もあります。

気をつける点は、子どもに

「言葉も文化も多様であればあるほどいい」ということを

伝えること。

「こっちの文化がだめとかこの国の習慣はよくない」

と教えるのではなく、違った環境や文化に触れたとき

自分の脳が自然に切り替えられると相手を(その国を)

受け入れられるようになります。

 

いつも「日本がベスト・自分の環境だけが最高」

と思い込んでしまうとどのようなことが

起こるのか。

 

ホームステイなどで、他の国のファミリーと

過ごすのに文句ばかり言いたくなってしまいます。

ある程度その国のことを学んでから

ホームステイ滞在をしているにもかかわらず、

「間接照明だけで暗い」

「朝食を作ってくれない」

「日本だったらこうなのに・・」

「うちではそれやらないのに・・・」

など、きりがなくなってします。

 

多少の不便や思うようにいかないことを

それぞれの国や文化、習慣が違って面白い!

と感じられたらどんな人からも国からも

学ぶことができます。

 

 

親の英語力が子どもの英語力に影響する?

こちらの質問に対して、

「影響する」とお答えする専門家が多いのですが、

私は「Yes」とも「No」とも言えると

感じています。

まずなぜ影響するかというと、親が

英語力があると「英語教育の大切さ」を

知っているので子どもに上手にすすめたり、

早いうちからわが子にあった英語環境・英語学習に

ついて調べますので結果、早くから英語に

ふれることになります。

 

また、インターナショナルスクールや

オールイングリッシュにのクラスに入学した際、

親がある程度英語でコミュニケーションできないと

子どものフォローができません。

フォローができないと途中でやめてしまったり、

または英語が全く好きではなくなるきっかけに

なる場合もあります。

そのような面からも親の英語力は

子どもの英語力に影響すると考えられます。

では「No」の場合。

親が英語力がないので、せめて子どもには

英語を好きになってほしい、英語力をつけてほしいと

願うご両親は、英語教育に対して肯定的です。

そうすると、英語ができると

どんな楽しい世界が待っているのか、

どんなメリットがあるのかを伝えられますので、

気持ちよく英語環境に協力してくれます。

私の教室の例ですと、

ご両親とも英語が苦手だとおっしゃっているにも

かかわらず、英語が得意で発音もきれいな生徒さんが

たくさんいましたし、そのようなご家庭は

こちらからのアドバイスや英語学習法を素直に

受け入れてくれて実践してくれた生徒さんが

多かったことと、

お子さんが伸び伸びと楽しんで学べるよう

上手にお家でサポートしてくださっていた結果だと

感じています。

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