幼稚園のころから通ってくれた
私の生徒さんで、お教室を卒業時に
話していた印象的な言葉があります。
親に英語を習わせてもらえてよかった
幼稚園の頃は、自分の意志というより
親が興味を持った習い事の中から
子どもが反応を示したもの、または
親がやらせたいものを習わせます。
小さいころからの
子どもの習い事は親次第なので、
きっかけをもらえないかぎり、
または
親の承諾なしには
スタートできません。
Kちゃんは4歳の時にレッスンに来てくれました。
最初は英語が何なのか、これを学ぶと何がいいのか、
当たり前ですが何もわからないまま始め
小2で英検5級と4級を取得するほどのレベルに成長。
(当時英検準会場にした最初の年に受験してくれました)
とにかく発音がキレイで、コミュニケーション力もあり
中学では英語が一番の得意科目。
控えめながらもクラスのリーダー的存在だったようです。
高校入試の英語では
「100点目指したけど、1問ミスしました」
と残念そうに98点だったと報告にきてくれました。
そして
「親があの時妙子先生のところに連れて行ってくれなかったら
こんなに英語できなかったかもしれない」
とお母さまへの感謝の気持ちをサラッと言っていました。
「中学から英語を習っていたら、試験用の文法だけをひたすら機械的に
覚えていくだけの教科だったかも」
とも話してくれました。
英語教育は親からの最高のプレゼント
できるだけ楽しく継続できるきっかけや
環境を親が協力してあげることは
とても重要です。
それはお家でできる教材を上手に日常に
取り入れ英語環境を整えることかもしれません。
子どもに合った先生を探して、協力して
もらいながら学ぶことかもしれません。
いずれにしても、親が最初に興味を持って
きっかけを作ってくれない限り、
英語を学ぶチャンスを逃す可能性もあります。
だから英語教育は親からのプレゼントになるのです。
ある程度の年齢までに
英語の基礎力をマスターし、
英語の楽しさに気づいた子どもたちは、
自分の力で学ぶ習慣がついていきます。
洋楽に興味を持って歌詞を
自分なりに翻訳したり、
洋書に興味を持って
読むようになったり、
映画を字幕で観るようになる子もいます。
それはすべて勉強だと思わず楽しみで
行っていることですが、そういうところからも
英語力が蓄積されていくのです。
でも最初のきっかけは親の理解がないと
始められないのです。
英語は感覚で覚えることもたくさんある
同年代の生徒さんに同じように英語を教えても
反応や理解度が全く違う場合があります。
どちらが英語ができる、できないではなく、
英語は「ニュアンス」でわかる部分があるからです。
そのニュアンス、感覚的なものが育っている生徒さんの
ほとんどは、英語のインプット量が多く
英語に触れている機会が多いことがわかります。
直訳できない英語をどのように表現するか、
日本語にない言葉をどんな風に伝えるか、
理屈ではなく感覚ですぐに理解できる子は
やはり英語歴が長い生徒さんです。
最後に
英語教育は目に見えない子どもへのプレゼントです。
形には見えなくても、ある時期に
「英語習わせてもらえてよかった」と
感じる子どもたちが多いのは事実です。
そして、私たち子育てしている親にとっても、
この外国語学習・英語教育が
今後世界のどこにいても自由に色々な人と
つながるきっかけになるのだと想像したら。。。
今回のコロナのように
日本や世界がどんなに変化しても、
自分の力で考える力や英語コミュニケーション力で
柔軟に対応できるたくましい子どもに
育ってほしい!と
願うのが本音ではないでしょうか。
英語教育は大人が子どもにプレゼントできる最高の
贈り物だと私個人、感じています。