英語教育

make breakfastとcook breakfastの違いは?!

投稿日:2020-08-11 更新日:

生徒さんからの次のような質問がありました。

↓  ↓

ー「朝食を作る」はcook breakfast? それともmake breakfast?!ー

 

日本語に直すとどちらでもいいのでは?!と疑問に思う生徒さんも多いと思いますが、

makeとcookでは使い方が少し違います。

英語圏の人たちがどのように使い分けているか見ていきましょう。

 

まず「cook」の場合は、熱を加える料理を想像する場合が多いです。煮込んだり揚げたり手の込んでいるような料理のイメージになります。

 

次に「make」、こちらは熱を加えない簡単にできるようなイメージ。料理一般をつくるときに使われます。

 

 

日本と違って、アメリカ、カナダ、オーストラリアやイギリスなど人たちは、朝食を時間をかけて作ったり

たくさん食べる習慣がない家庭がほとんどです。

朝食を食べない人もたくさんいますし、食べるとしてもパンとコーヒーだったり、ハムとサラダのみ、という人も多いです。

ランチもサンドイッチやハンバーガー、ピザなどの場合も多いので、

「make breakfast」「make lunch」を使うようになります。 makeではなくprepare(準備をする)を使って

「prepare breakfast」という場合がありますが、日本語では「朝食を作る」と訳している時もあります。

 

日本語に直訳で覚えるというよりは、イメージや状況で覚えることをおすすめします。

サンドイッチに挟むベーコンを焼いたから「cook」ではないか!?と質問がありそうですが、

ここは、英語圏の人たちがどのようなニュアンスでどういう表現を使っているかで覚えましょう。

 

日本の朝食は、ご飯に味噌汁にお魚に・・・手が込んでいるし熱を加える料理が多いですよね。

そういう時も「make」ですか?!と聞かれそうですが、

そういう時には、あえて日本の朝食を強調して「I cook Japanese breakfast」と

言ってみるといいかもしれません。

 

夕食の場合は、しっかり熱を加えて作ることが多いので「cook dinner」が使われます。

 

別の例を見てみましょう

 

「私はサラダを作ります」はどうでしょうか。

I cook saladより、I make saladのほうが自然です。

 

次に「私はケーキを作ります」はいかがでしょうか。

日本語の「作る」だけに意識が向くとcookかmakeしか思い浮かびませんが、

一番自然なのは

I bake  a cake.

になります。

 

最後に「(料理)作るのすき?」と聞く場合は?

Do you like making?

ではなく

Do you like cooking?

になりますね。

まとめ

 

英語の表現には、単語を直訳するだけではニュアンスが変わってくるものがたくさんあります。

中学の教科書などで詳しく説明されているものもあれば、感覚的に

覚えていかなければならないものもあります。

あまりストイックに考えすぎずに、「そういう使い方をするんだ!」と

受け入れながら、実際にネイティブが使っている表現を

覚えていくことをおすすめします。


 

 


スト

Kobayashi Taeko

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