英語には日本語にない音がたくさんあります。
10歳前後までの子どもは、その音の特徴を
説明しなくても繰り返し聞いたり真似ることで
口から出すことができるのですが、
小学校4年生以上になると、しっかり音を学んでいかないと、
日本語英語(カタカナ英語)のような発音に
なりがちです。
なぜカタカナ読みになるか
日本語でルビ(読み方)をふるようになると、
その文字をみて発音するようになります。
でも英語の音は日本語では書けない音があるので、
限界があり、日本語を読んでいるような発音になりがちです。
私が学生の頃は「音声記号」を
少し学んだ記憶がありますが、今は学校で学ばないので、
耳で聴いてその音と口の動かし方を覚えていくやり方に
なっています。
ある程度音の違いが分かって、発音できれば
とても会話がスムーズになりますので、
しっかり覚えておきましょう☆彡
B と V
BとVは口の形から音から全く違うにもかかわらず、
日本人にとっては違いがわかりにくいもの。
例えば
日本人の英語で通じない代表のひとつに
「バニラ」があります。
「何味がいい?」と聞かれて「バニラ」と答えているのに
「バナナ」としか聞こえないと言われた人がたくさんいます。
「バニラ」の「V」を発音できないとなかなか相手に通じません。
「B」は上下の唇をくっつけて、息を吐きながら「ブ」と発音します。
「V」は下唇を軽くかんで「う”」と振動させた音を出します。
この時上戸下の唇がくっつかないこと。くっついている人は「B」の
音になっています。
日本にない発音なので、難しくて当たり前。
10歳以降に発音を学ぶ場合は、しっかりこの違いを覚えておきましょう。
SとTH
「th」の音も日本にない口の形で発音するので、
意識しないと全部「s」のような音になりがちです。
「th」は歯と歯の間に舌を軽く挟んで息を吐くだけ。
でもこれがなかなかできないもの。
でも注意しないと
「I think~」(私は~思う)
が
「I sink」(私は沈みます)
になってしまいます。
話の流れからわかってもらえることもありますが、
これだけ意味がちがうということを
覚えておくと最初から意識できるかもしれません。
RとL
これは「永遠のテーマ」といっても
過言ではないくらい日本人苦手音です。
「ラ」や「レ」
という文字をみると
日本人にとっては音は一つ。
でも英語では
「ライオン」
「ライス」
「ライン」
「レモン」
「レイン」
それぞれ違います。
「L」は比較的日本語の「らりるれろ」に
ちかいのですが、
「R」は口を「う」の形で発音します。
口がすぼめられていない音は全部
「L」になるのでネイティブの人には
全く違う単語に聞こえてしまいます。
例えば
海外の中華料理店で
「rice=ごはん」を追加で
お願いしたら
「アイス=氷」が届いたという
笑い話もよく聞きます。
それだけ「R」の音はしっかり意識して
発音できるようにしておかないと
通じないことを覚えておきましょう☆彡
最後に
発音は神経質になりすぎず、
でも
最低限通じる音をマスターしましょう!
通じる発音をマスターすると
英会話にも自信がつきますよ☆彡