学習成果を上げるための
ポイントの一つ。
「子ども自身に目標を立てさせる」
子どもの年齢によっては目標を
立てさせるのが難しい場合もありますが、
質問することで、仕向けるという
考え方もあります。
「目標はなに?」
「そのために今やらなければないことは?」
「やること5つ箇条書きにしてみよう」
「やるのに邪魔になっていることはある?」
など質問することで
今やるべきことを整理させるためです。
アメリカやカナダの学生対象にした
実験結果では、
目標設定をして学習をした子どもと、
しなかった子どもでは成績に差があったという
実験結果もあるそうです。
気をつける点は
本人に目標を立てさせること。
他人に設定させると挫折する
確率があがりますので
親や先生がすべてを
決めてしまわないことです。
自分で考えて自分で目標を定めるのが
学習効果を上げることに
とても大事だと言われています。
ではどんな目標を立てたらいいのか、
「何点取る」「○○の学校に入る」
という目標ではなく、
過程の目標を子どもたちに立てさせる、
というのがコツです。
例えば、
「毎朝単語を音読する」
「1か月〇冊本を読む」
などインプット面での目標です。
ホームバイリンガルでも頻繁に生徒たちに確認します。
「今回英検チャレンジしたい?」
「そのために毎日できることなんだと思う?」
「学校テスト、どんな目標でいこうか?」
など先に声を聞いてから、
生徒に合ったプランをアドバイスし、
一緒に計画を立てていきます。
中学生までは細かくやれることを提示し
一度決めたことやりきるようマメに
お声がけしていきますが、
高校生以上は
何をどのペースでやれるか確認できたら
ある程度本人に任せていきます。
講師だけが強制的に課題を出しても
効果は半減する可能性が高いことが
分かっています。
ただ提出することが目的になってしまう、
ノートに書くことだけが
作業的になっていて頭に入っていない
生徒も出てきてしまいます。
それでも継続することで
いつの間にか
結果につながる場合もありますが、
やはり遠回りになります。
ここでもう一つ大切なことがあります。
子ども自身が目標を立てたからといって、
それが上手くいくとは限りません。
例えば
「毎朝○○やろう」
と決めても数日しか続かないこともあります。
その時はすぐに生活リズムを見直して
起きれる時間帯に
設定するなどの調整が必要になります。
「毎日●ページやろう!」
と決めても特定の曜日だけは
他の習い事で時間が取れず、
ストレスになることもあるかもしれません。
その時は毎日ではなく曜日を決めるか、
忙しい日のページ数を
減らすことが必要になります。
何度もうまくいかない体験をしながら
上手くいく方法がわかっていきます。
自分で考える力、主体的に取り組む力を
つけることが、のちに大きな力となります。
「目標設定の大切さ」
いかがでしたでしょうか。
次回は「習慣化」と
「ごほうび」について
お伝えします☆彡