「さあ、今日は楽しみにしていた
スペインへ出発!」
バチカンからローマ、フィレンツェ、
そしてパリでの滞在を無事に終え、
最終目的地のスペインへ行くため
早朝のパリ・オルリー空港へ向かいました。
フライトは朝の7時頃。
日本でも海外でも
早めの行動を心がけている私は、
3時間前の4時には空港に到着。
無事についたことで
ひとまず安心していました。
娘は眠気に耐えられず
「時間まで寝る」
と言ってベンチで爆睡。

私は、初めて訪れる
スペインへのワクワクが止まらず、
その日まわる予定の観光地や
ショッピングエリアを
何度も確認していました。
……ただなんだか空港の様子がおかしいのです。

ふと気づくと、
たくさんの人が急にカウンターに列をなし、
必死な顔でスタッフに何かを聞いています。
さらに、迷彩服を着て
銃を持った警備の人たちまで歩いている……。

フライト予約をしてくれた娘(まだ寝ている)に
「ねえ、なんか様子変じゃない?
フライト確認してみて」
と言っても、
娘、お・き・な・い(汗)
しまいには
「ママ、大丈夫だよ〜」と
相変わらずの余裕ぶり。
胸騒ぎが収まらない私は、
一人でカウンター近くの
空港スタッフらしき人に
話しかけてみることにしました。
状況を尋ねると、
スタッフから冷静な一言が返ってきました。
「ストライキですね」
「す、ストライキ……!?」
ドラマやニュースの中でしか
見たことがなかった言葉が、
まさか自分の身に降りかかるとは。
私の旅計画が
音を立てて崩れ去った瞬間でした。
「しばらく飛行機は飛びません」

という英語での説明と
丁寧な対応策が書かれた1枚の紙、
そしてフリーダイヤルを渡されたものの……
その紙、全文フランス語。
「読めないんですけど〜!(泣)」
「数日飛ばないってどういうこと!?」
なんとか娘を起こし、
翻訳アプリを使いながら
フリーダイヤルに電話をかけるも、
聞こえてくるアナウンスもフランス語。
電話での確認は
あきらめざるを得ませんでした。
しかし、こういうトラブルの時こそ
「直接、
英語でコミュニケーションが取れること」
が最大の強みになります。
読めないフランス語の紙を握りしめ、
空港内のあらゆるカウンターを回り、
スタッフの方々に英語で聞き込みを開始!
結果として
「ご自分で次のフライトを
オンラインで取り直してください!」
という現地のリアルな状況を
いち早く把握することができました。
でも結局、
みんな考えることは同じなので
他のフライトはあっという間に満席。
私たちはスペイン行きをあきらめ、
数日間フランス滞在を
延ばす計画へと切り替えました。
「困ったトラブル」ではあるものの、
なんだか映画のワンシーンの中に
放り込まれたような
不思議なワクワク感すら
覚えてくるから不思議です。
考えようによっては、
人生でストライキに遭うなんて
滅多にない貴重な体験。
スペインに行けず帰国となったのは
残念でしたが、
「お楽しみが次に持ち越しになった」
と思えばそれも悪くありません。
結局、その日は予定を大幅に変更し、
ストライキのおかげで(?)
見つけたかわいいホテルに滞在。


おいしいクロワッサンを食べながら
まったり過ごしました。

Screenshot

Screenshot

予定通りにいかないのが
旅の醍醐味と言いますが、
人生初のストライキは
「働くこと」や「権利」に対する
文化の違いを肌で感じる、
忘れられない思い出となりました。
そして今回つくづく感じたのは、
「英語でコミュニケーションが取れると、
トラブルの時でも状況を把握して
次の行動を自分で決められる(=得をする!)」
ということです。
もし英語すら通じなかったら、
パニックのまま
立ち尽くしていたかもしれません。
日本にいると、ストライキに
遭遇することはありません。
私のように、年単位、月単位
週単位とスケジュールを細かく
立てる派の人も
海外では全く通用しないんです。
何があるかわからないし、
そもそも交通機関の
タイムスケジュールが
正確ではない。
すべてを受け入れて
楽しめるくらいの
度胸も必要です。
私自身、日本しか
知らなければ
かなり神経質な完璧
人間で、
毎日自分に
疲れていたかも
しれません。
「体験すること」って
大事です。
皆さんも海外へ行く際は、
パスポートと
「ストライキに遭っても
面白がれる心のゆとり」、
そして「ちょっとした英語力」をお忘れなく!
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