英語を一生懸命勉強しても英会話ができない。
英語を学ぶ時間をいくらとっても点数があがらない。
英会話教室に何年通っても喋れるようにならない。
そもそも英語学習法が間違っている可能性がありますので、
考えられる理由をいくつかみていきましょう。
点数ばかりを追う学習法
英語を習う年齢によっては、最初から
「英語のテスト」や「受験英語」を
意識して学びます。
目標があることはとてもいいことで、
それに向けて勉強するのはマイナスなことでは
ありません。
でも英語はあくまでも「言語」の習得なので、
テストだけに意識が向くと、常に頭で考えて
英語を発する、完璧な文法じゃないと喋れない
という現象が起きてしまいがちです。
英語の4技能「話す」「聴く」「書く」「読む」のうち
「話す」部分が弱くなっていないか確認しましょう。
ネイティブ先生任せの学習法
タイミングを見てネイティブ先生のレッスンを
入れるのはとてもいいことで、私もおすすめしています。
ただ、タイミングをみて入れないと、
英語が一気に嫌になってしまうケースがあります。
以前ネイティブ講師をやっている知人から
このような相談を受けました。
「個別に日本人の
子どものレッスンを頼まれて何度かレッスンしているけれど
コミュニケーションがうまくとれないし、
上手く引き出すレッスンができない。一度その生徒の
レッスンをやってもらえない?」
ご両親は最初から「ネイティブの先生にお任せする」ことに
こだわっていたようですが、講師と生徒の間では
上手くいっていない場合があります。のちにその子の
レッスンを担当することになり、少しずつネイティブ先生の
指導を入れるやり方に変えましたが、
「ネイティブ講師」=「英語が話せるようになる」
と考えている親御さんもとても多いのです。
タイミングや子どもの性格、相性など見てあげないと、
英語嫌いになりかねません。
また、大人のレッスンも同様、突然ネイティブの先生に
ついて逆に「自信がなくなった」「聞き取れなくてストレスになった」
というケースを聞きます。
オンラインのネイティブレッスンは、これまで
日本人が受けてきた流れと違って、ある程度喋れるのを前提に
すすめる講師がほとんどです。
またアクセントが強い
先生の英語は聞き取りにくい場合もあるのです。
他、さまざまな理由が考えられますが、タイミングを
間違えるとモチベーションもさがってしまいます。
机に向かい静かに学ぶ学習法
英語はおとなしく学んでは上達しません。
文法や読解力は伸びるかもしれませんが、
言語の学びは声に出して練習しないかぎり
覚えられません。
学校でのスピーキングが足りないと
感じたらお家でのセルフスタディーや
英会話学習を取り入れましょう。
テキストや教材が多すぎる学習法
手元にテキストがたくさん並べられると、
なんとなくたくさんやった気分になります。
おすすめされた教材を次々購入して、どれも中途半端に
なるよりは、まずは1冊を2回転くらいするつもりで
隅々まで完結することをおすすめします。
完結にするというのは、
ミスした部分を暗記するのではなく、
違う問われ方をしても自分が理解しているかどうか、
1つ1つ丁寧に確認することです。
学習量が多く英語に時間をかけているのに
ミスが多い生徒さんは、1つ1つを
完結せずに量をこなすことやノートをうめる
ことに意識が向いている場合が時々あります。
無意識の場合もあるので本人は気づかない場合も多いのですが、
「あれもこれも」と焦って手を出すよりは
1冊としっかり丁寧に向き合いましょう!